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当編集室の人気既刊本
制作メモ
主人公さまの面接取材約3か月。
執筆4か月。
印刷製本約1か月。
発行部数3500冊、特上製本(全て完売)
 国立国会図書館書籍検索番号、Y8-6332(JP89-34270)  Junior novel,
 昭和13年、現在は世界遺産の地「熊野本宮」に生まれ、幾度も涙しながら限りなき貧しさに立ち向かった日々。(その様は名作おしんの男版と評された)
 小学校六年で真夜中の土方仕事体験。加えて学校での無視、登校拒否。
 中学になっても真夜中の土方は続いた…。
 夜通し土方した朝、母が運んでくれた朝飯 の茶粥を、学校の始業時間を気にしながらかきこんだ音無川の河原。
 暗く寂しい孤独の谷間で主人公を迎えてくれた運命の扉とは…。
 約半年完全密着取材を敢行。赤裸々に告白した勇気ある告白自叙伝です。
 次の項に、この本にお寄せ頂いた各界からの書評をまとめました。頂戴したご感想の中 には、現在の荒廃した教育現場に対する考察が多い。
 また、今回は割愛しましたが、どん底に転落した人生体験を持つ一般読者からの感謝文も多くありました。
 初版以来20年以上経過したが、未だ購読を希望して下さる方々がいる。それで、このたび初版の本筋を損なわないよう充分配慮し、著者自らが追加リライトを 加え、改訂版として電子書籍化再発行しました。
 自費出版というジャンルは余程のことがない限りロングセラーにはならない。だがこの実話物語は、年限が経っ ても尚新しいものが含まれている。今後、末永く青少年諸君や大人の方々に読み継がれるのではないかと希望を抱いている。
 親子の断絶が多くの悲劇を招いているが、子が母を……、母が我が子を……、それぞれが強い絆で結ばれていればいかなる境遇に於いても人生の当為が成就することの実例を示している。この混沌とした今だからこそ多くの人にお読み頂きたい一冊。
各界から頂戴した書評
「ど根性」書評
  ●本宮町内の中学校に務める知り合いの先生から贈られた「ど根性、中岸おさむ土方半生記」を読ませてもらった。
 読むにつれて、こまやかな感情表現や、くっ きりと人物を浮き彫らせた、練れた文章に引きずり込まれる一方、主人公のひたむきな生き方と、まわりの人たちのやさしさに何回となく胸がつまった。
 苦しみを糧として心豊かに懸命に生きることの証を残したいという主人公の熱い思いがにじむ自分史の赤裸々さにも心打たれた。
 読み終わって、わけ知り顔でいうことになりそうだが【逆境が人間をつくる】という劇的な実証を感じ取ることができたというのが率直な感想だ。
 逆境というと、およそ今の生活にはそぐわない言葉かもしれない。まして、肩に食い込む痛さや空腹の辛さ、歯をくいしばっての我慢。そうした体験は正直 いって現代っ子は一度も味わうことがなく、青年期に向かって走り出している。しかし、わたしたち大人は、こどもたちに何を託そうとするのか。どんな生き方 を語りかけたらいいのか。
 物の豊かさが心の豊かさと結びつかない現代社会の歪や心の貧しさを嘆く声は高い。
 熟れきった繁栄社会のあとに訪れる虚しさを感じ始めたからだろうか。
 そんななか、人間の美しさ、強さとは何か。
 心のなかに、考える錘をたらしてくれた本書である。                                                 (紀南新聞「紀南山脈」コラム)                       
 ●「何気なしに足元の土をつかんだ。ひと握りの土は、ほんのりと温かい。その温もりは手のひらから腕に、胸にしみこむ。おさむ少年は、生まれて初めて確 かな手ごたえを感じた。よし、土で成功したる! このとき、しっかりと心に誓った」
 この文章は、「ど根性」中岸おさむ土方半生記…運命の扉…章の一節であ る。
 このとき、主人公おさむ少年は十三才。旧社地、大斎原の近くの土木作業場で休憩時のことである。この瞬間、おさむ少年は、土をとおして神との出会いを体 験した。そして、熊野大神は、素晴らしい啓示を与え給うたとわたしは確信する。
 まさしく運命の扉がここに開かれた。土方仕事の経験は、この時が初めてでは ない。既に小学校六年の年少で真夜中から夜の明けるまで土方仕事をやりぬいて家計の手助けをしている。
 その後も、筆舌に尽くしがたい艱難辛苦を見事に克服して、その度毎に大きく運命を切り開いていった。
 人間は誰しも、他人にはうち明けられない秘密を持つ。主人公中岸さんは、それを敢然と曝け出し、告白し、訴えた。このことは、[心のみそぎ]をなし了えたわけである。
 それにしても、何と、この実録小説は素晴らしいものか。只々、頭のさがる思いがする。                                  (熊野本宮大社、前宮司)

 ●想像を絶する苦労を淡々と乗り越えてきた中岸さんの鋼鐵のような強い意志と精神力に感動をおぼえた。
 母に心配させたくない、悲しませたくない と、がむしゃらに頑張り抜く中岸少年の姿が今も瞼に焼き付いて離れようとしない。
 少年少女諸君がこの本に接するとき、今、自分たちが忘れかけている〝何 か〟を思い出し、同時に、さらに大きな夢と希望を抱いてくれるであろうことを確信する。
                                                                (紀南新聞前編集長 山本紀一郎)

 ●児童図書「ど根性」発表記事を新聞で見て直ぐ買って知人にも送り紹介しています。
 極貧のどん底の生活から耐え忍び苦闘して立ち上がった根性は【金次郎、おしん】そっくりで、涙と力強さをもって読ませていただきました。
 万人必読の書。心から頭がさがりました。                                                           (団体役員、TM氏)

 ●午後から仕事を休み、一気に読み終えました。夜はすでに一時過ぎになり、床のなかに入り眠らねばと焦りはしたものの、深夜の河原に、言語を絶する過酷 な労働に骨身を削るひとりの小学六年生が脳裏をかけ巡り、とうとう朝まで一睡もできなかった。あまりにも凄まじい苦難の実話でした。激動の昭和に、しかも 我が郷土に明治、大正期に見る立志伝中の人物が実在したとは。この本こそ、一般人はもとより青少年必読の書といわずして何といえよう。                                                    (一般読者)

 ●地を這うような、どん底の人生から立上がる凄絶さ。誠に目を見張る様な人生だと思います。一気に読みおえた私は、目を閉じた儘、暫く放心状態でした。
 やがて、万感交々去来するものがありました。今更のように、中岸さんの人間の深みを感じました。誰にでも真似る事が出来るものではありませんが、せめて心 の糧にしたいものだと思います。                                    (医学博士、i.g)
 
 ●児童図書「ど根性」を読みまして只々感動するばかりです。
 まだ幼い十一才の時より真夜中の砂利運びの土方仕事に出て、両親を思い、家庭を思い、また、 自分に打ち勝つ精神力、たくましさ、その精神の粘り強さには驚嘆するばかりです。
 とくに、百頁の、母親が我が子に詫びて見送るあの情景が涙させるものでし た。
 大阪の釜ヶ崎で立ちん坊で働きドヤ街の生活をしながらよく頑張りましたことは[ど根性精神]のひと言につきるものと思います。
 主人公の社会での生活された場面も、人間性の切磋琢磨が相まって築きあげられた人生観は、わたしの胸を深く打ちました。
 作者が、主人公の人柄を克明に掘り起こしたこの著作は素晴らしく、その執筆に感銘いたしました。                                   (大学講師、t.u)


 
電子書籍.歴史愛好家、杉岡昇著
癒しの山 大台ヶ原 開山行者の生涯
(大台シリーズ第一部  改訂版)
    日本百名山の大台ヶ原を知る人は多い。素晴らしい大自然の宝庫である。
    しかし、この山の萌芽期については誰がどのような経緯で開山したのかについて殆ど世 間にしられていない。理由は確かな資料が発見できなかったのだ。
    この本は、大台に傾倒した著者が長年の資料探索によって得た大変貴重な幻の資料を入手、二 年の歳月を費やし完成出版したものである。
    山愛好家はもとより、一般人も教養として一読しておく価値があります。現に地元近郊の小・中学校では副読本とし て読まれております。今後二度と世にでることがない貴重本といえる。世に大台の本が多々存在するが、単なる山ガイドではない。
電子書籍.歴史愛好家、杉岡昇著
妖怪・一本足たたら伝説
(大台シリーズ第二部改訂版)
 この章は著者の登山日誌を主に、大台の語り部として有名な田垣内政一先生について及び、大台ヶ原に古くから伝わる妖怪物語です。
 なかでも、日本オオカミにまつわる珍しい話、及び実話が盛りだくさんで、読んでいて楽しくなるものです。
    また、水彩画家、向井靖子女史の描く大台の動植物の原色イラストも満載。
 大台ヶ原の不思議体験をご堪能いただければ幸甚です。

 

電子書籍.歴史愛好家、杉岡昇著
平成の大洪水 (改訂版)
平成の大洪水・故郷を無くした被災者の赤裸々な手記
●全国の災害被災者に是非お読み頂きたい「故郷を無くした被災者の赤裸々な手記」。
●紀伊半島南部は過去に伊勢湾台風など数々の大型台風に襲われ、その度に川の氾濫で家屋水没など大災害に遭い大切なものを失った。
●だが、ここ半世紀は殆ど災禍に遭うことなく油断していた。
●筆者曰く「平成23年9月3日、迷走台風12号で我が家が水没全壊。永年住み慣れなれた我が家を失った私と妻は避難所と高台のお寺を往き来しながら二ヶ 月の避難生活となった。この間、被災者の立場で人々はどう対処したのか、又、運命がどのように変わってしまうのか……を実体験を基に検証。この未曾有の大 災難を後世に残さねばという責務を感じ、本書を上梓しました。」と端書に記している。
●避難生活のあと終の住処を求めて山峡の地へ移住。涙ながらに故郷を捨てた著者が新天地で力強く生き抜く様子を紹介。
●異常気象が続発。何時どこで何が起こるか分からない。自然災害に対する全ての人の心得として役立ててほしい一冊だ。
電子書籍.歴史愛好家、杉岡昇著
膀胱ガン闘病記
「ふ たりに一人がガンの疑いあり、といわれるガンになってしまった。この先どうなるんだろう。恐怖の闇が静かに迫ってくる。煩悶の日々がしばらく続いた或る 日、ふっと背を押された気がした。そうだ、こうなったら今すべきことをするだけだ。あとは、♪ケセラセラだと開き直り、ポジティブに生きることにした。 云々」と記している。偽りのない心境だろう。書くことが好きな著者が、入院ベッドで苦痛と戦いながら記した日記である。単なるメモのような記録であるが、 読んでみると、常に主人公の傍で彼の息遣いを聞いているような雰囲気になる。真実を吐露しているからだろうか。実に不思議な日記だ。ガンに罹っている人、 そうでない人を問わず、この短編日記が問いかけるものは何か? それは、宗教の言葉を借りればある意味、人生の「解脱」を示唆している感がする。             
 この日記は、ガン宣告を受けた筆者が数々の検査や、二度の手術、薬の副作用などで苦しみ抜いた一年余の闘病生活を日記という手法で書き綴ったものであ る。苦悩の谷間に身を置いていながら生来のポジティブ精神を発揮、何と、入院ベッドで書くという常人では考えられない行動をとっている。
 現在、術後の経過観察期間に入っているが、ガンを意識の片隅に追いやり、執筆や陶芸、蘭栽培や野草研究に没頭している。ポジティブ人生の見本のような手記である。
電子書籍.歴史愛好家、杉岡昇著
里山今昔噺 上巻
《書籍解説》
●このほど、歴史愛好家として知られている熊野市育生町の杉岡昇さんが、約三年半の歳月をかけ、慶長一揆や今の里山事情などをこまめに探索し電子書籍上下巻二冊を山の辺書房編集(奈良橿原市)から出版した。本書はその第一巻である。
●著者は、2011年紀州を襲った平成の大洪水で自宅を流失した。
●そこで(終の住処)を求め育生町の里山に移住。その後、持ち前の好奇心から新天地の歴史に興味を持ち探索をはじめた。氏が特別興味をもったのが北山一揆 騒動だった。調べれば調べるほど深く悲惨な歴史的事実であることを知り、これは後世に残さねばという使命感に燃えこのたびの出版となった。
●「里山今昔噺」は上下二巻構成で、上巻は主に「豊臣秀吉政権末期に勃発した紀州一揆・それに続き慶長年間に最大の戦闘となった慶長一揆」の惨状を古文書 や史跡をもとに語り部調で綴ったもの。その中には今も地元で歌い継がれている「行ったら戻らぬ赤木の城へ 身捨てどころは 田平子じゃ」の赤木城古伝や、 政権側の残虐行為などが生々しく語られていて、紀州地域の人々には興味深い。
●里山を知るうえで貴重な「噺」であるが特にこの巻は、読む人をして驚愕せしめる内容が色濃く描かれている。
 なお、本書には、熊野市育生町で本格的な陶芸窯を造り「信楽焼」の陶芸活動をしている陶芸家、橋詰氏の様子が詳しくレポートされていて興味深い。聞くところによると、余暇を利用して京阪神・中部地方の都会人陶芸家も多いとか。
●昨今の里山ブームを反映して、大手新聞や地方紙などでも紹介されている。
●草稿リライト、編集、出版
◇奈良県橿原市、山の辺書房かしはら出版編集室 よしいふみと
◇挿絵、スタジオ・タウエル-N 向井靖子
電子書籍.歴史愛好家、杉岡昇著
里山今昔噺・里山点描 下巻
《書籍解説》
●悲惨な北山一揆から400年余経過した現在の紀州奥熊野里山情景をスケッチ風に「里山点描」と題して語り部調で書いたもの。
●上下巻とも里山を知るうえで貴重な「噺」であるが特に上巻は、読む人をして驚愕せしめる内容が色濃く描かれている。
 なお、上巻には、熊野市育生町で本格的な陶芸窯を造り「信楽焼」の陶芸活動をしている陶芸家、橋詰氏の様子が詳しくレポートされているのが興味深い。聞くところによると、余暇を利用して京阪神・中部地方の都会人陶芸家も多いとか。
●下巻は、今の里山情景が主。著者と自然及び野生動物とのふれ合いなど。上下巻を通してお読みいただくと里山のいろんな事が分かり、心身ともに癒やされるのではないか。
●草稿リライト、編集、出版
◇奈良県橿原市、山の辺書房かしはら出版編集室 よしいふみと
◇挿絵、スタジオ・タウエル-N 向井靖子
自伝作家、よしいふみと著
画期的自伝表現法
《書籍解説》
●これは、自分史を書くための超初心者向け書き方ガイドです。
●自分史は制作出版してもなかなか読んでもらえません。では、どのように表現すれば良いのか。その答えが見つかる筈。
●安易に、巷の「自分史激安出版!」などという甘言広告にはゼッタイ近づかない事。大抵は、素人相手に儲けようという算段が100%。泣きを見ない自分史づくりを肝に銘じてほしい。

●この本を書いたのは5年前で、未だ電子書籍が今のように市民権を得ていなかったが、素人の方が原稿を書くためのエキスが詰まっている。
自伝作家、よしいふみと著
短編シナリオ・嗚呼 昭和時代
《書籍解説》
 あらゆる面で文明開化し飽和状態となった現在社会。
目標を持てない閉そく感ムンムンの世となつてしまった。
先が見えない……。
 どのように生きたらいいのだろう?。
 こんな感じのなかで、今一度生きる原点に立ち戻ってはどうだろうか。
 超情報化社会に翻弄され、何か大切なものを忘れ去ってはいないだろうか。
 そんな思いで、シンプル極まる短編シナリオを書いてみました。身体がムズムズするかも知れません。懐かしい昭和の香りがするかも?
貴村 のり子著
短編小説・悪魔の手引きシリーズ 
第1回配本
「アンバランス」 
《書籍解説》
 人間の二面性についてハッと何かを気付かせてくれるものです。
 人生の途中で、普段は意識されていない〝潜在意識世界〟が、或る時突然表に現れることがある。
 しかし、通常はバランスが保たれているため具現化することはないが、なにかのはずみでアンバランスになった時果たしてどういう行動になるでしょう?
 この微妙な心理状態を描いたショートストーリー。
 どうぞ、ご一読ください。
貴村 のり子著
短編小説・悪魔の手引きシリーズ 
第2回配本 

「天使の使命」 
《書籍解説》
 第1回配本のつづきで、世間を騒がせた悪魔と、次に現れた「天使」の存在理由が明かされるシーンです。
 ここでは、人間の弱さ、集団心理など、人間意識が如何に脆弱かを示唆する内容となっております。
貴村 のり子著
短編小説・悪魔の手引きシリーズ 
第3回配本 
「遙か」 
《書籍解説》
 21世紀後半、文明が飽和状態を迎え、数々の欲望の産物が地球上に造られ、結果として人間本来の五感が衰退してしまう。
 その結果、人類総白痴化現象が蔓延。知能を蝕む電子機器 により、豊かな自然が崩壊を迎えた。
 地球人たちは慌てふためき、数々の自然災害から逃れるため巨大なドームを建設。その中で、カイコのような生活を余儀な くされることになった。
 この短編は、ドームに暮らす二人のアンドロイドが、過去の地球へ時空を超えて旅をするという、ブラックアイロニーです。
貴村 のり子著
短編小説・悪魔の手引きシリーズ 
第4回配本 
「仕掛け」 
《書籍解説》
 小さな脳細胞を駆使して、今や大自然を制覇したような思考回路を備えてしまった現代人の群れ。
 しかし、そんな小さな且つ傲慢な人間に対し大自然は容赦なく襲いかかってくる。
 刹那的な「文明開化」でイメージ力が鈍化し、結果として、のぼせ上がってしまった。これが、如何に滑稽であるかを見せつけている。
 自然は巨大で人智の及ばない神秘的存在であり、それに対し、雑魚の如き人類の力など無に等しい。この短編は、何でも出来ると思い上がった愚かな人類のおかしさを 比喩したものである。
代表的なe-bookは以上だが、その他、会報ゃ小冊子の
レイアウト・編集など多数。
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